ビジネス実務与信管理検定試験1級・2級 試験要項
ビジネス実務与信管理検定試験1級・2級は、業務上必要な与信管理実務知識を有しており、その知識に基づいて多面的な観点から高度なリスクの評価を行い、多様なリスクマネジメントの方策の立案と遂行ができる能力を問う試験です。審査部門での業務経験を有する方に限らず、営業部門の方や管理職など、広くビジネスパーソンに必要な知識を身につけることができます。
受験資格
| ビジネス実務与信管理検定 2級 | ビジネス実務与信管理検定 1級 | |
|---|---|---|
| 想定する受験者 | 1-3年程度の業務経験を有する審査部門のスタッフ、営業及びその他の部門において3ー5年程度の業務経験を有する社会人全般 | 3~5年程度の業務経験を有する審査部門のスタッフ、営業及びその他の部門における管理職 | 
| 科目 | 与信管理の基礎 経理・財務分析 債権保全・回収に関する法務 | 
受験料
| ビジネス実務与信管理検定 2級 | ビジネス実務与信管理検定 1級 | |
|---|---|---|
| 受験料 | 3,300円(税込) | 6,600円(税込)/科目 | 
試験形式
| ビジネス実務与信管理検定 2級 | ビジネス実務与信管理検定 1級 | |
|---|---|---|
| 試験方式 | 会場型CBTによる4択、一部記述問題含む ※CBT(コンピュータ・ベース・テスト)とは、インターネットを通じたテストシステムを使用した試験です。 | |
| 受験会場/試験実施日時/申し込み期間 | 受験者の都合に応じて、受験方法(会場受験・リモート受験)、受験日時を自由に選択できます。詳細はこちらでご確認下さい。申込み可能な試験日は、最短で3日、最長で3ヵ月先までとなります。ただし、支払い方法及び申込時刻により申込み可能な試験日は異なりますので、詳細は、こちらで確認してください。 ※受験会場は、全国の主要都市をおおむねカバーしています。 | |
| 試験時間 | 60分 | 60分/科目 | 
| 出題数 | 50問 | 与信管理の基礎:40問 経理・財務分析:29問 債権保全・回収に関する法務:40問 | 
| 合格基準 | 100点満点とし70点以上で合格 | |
| 受験免除基準 | 以下の資格の保有者は該当科目の受験が免除されます。 【経理・財務分析】 ・公認会計士(会計士補含む) ・税理士 ・中小企業診断士 ・日商簿記1級合格者 【債権保全・回収に関する法務】 ・弁護士 ・司法書士 ・ビジネス実務法務1級合格者 | |
| 試験結果 | 試験直後に判明します。また、合格した方は、当日会場にて認定書出力ボタンをクリックしてください。当日会場にて「実施結果」と「合格証書」をお渡しいたします。 | 試験直後に判明します。また、当日会場にて「実施結果」をお渡しいたします。 ※「実施結果」はビジネス実務与信管理検定 1級の資格要件を証明する書類となりますので、大切に保管してください。 | 
| 再受験について | 受験した日の翌日から90日間は再受験することができません。 この規定に違反した場合、試験結果は無効となります(受験料の払い戻しはいたしません)。 | |
出題範囲
| ビジネス実務与信管理検定 2級 | ビジネス実務与信管理検定 1級 | |
|---|---|---|
| 出題範囲/主な出題内容 | 与信管理の基礎 倒産の種類と形態 貸倒れの影響 取引、決済条件の基礎知識 | 【与信管理の基礎】 与信管理の目的 危険な取引 商業登記簿、不動産登記簿の見方 信用不安情報 社内ルールの設定 与信限度制度の目的 など | 
| 信用情報の収集 信用調査の知識 登記簿からの情報収集 ホームページからの情報収集 | ||
| 財務分析・定性分析 決算内容の知識 財務指標分析 定性情報分析 | 【経理・財務分析】 決算書と財務諸表の見方 財務指標分析 キャッシュフロー分析 粉飾決算の見分け方 定性情報と決算書の比較 危険な兆候 など | |
| 与信管理制度の構築と運用 与信限度の設定方法 格付の設定方法 与信管理規程 | ||
| 契約法 契約の必要性 取引基本契約 契約締結の知識 | 【債権保全・回収に関する法務】 基本契約条項の理解 担保権の種類 債権回収の準備 手形ジャンプへの対応 支払督促・交渉による保全 倒産手続 など | |
| 債権保全と債権回収 債権保全の方法 担保 緊急時の回収 | 
「ビジネス実務与信管理検定試験1級」合格から「与信管理士」認定までの流れ
従来、「与信管理士」の認定は、「一般社団法人与信管理協会」が行っておりましたが、2019年4月1日以降は 以下の流れに変更となりました。
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                  資格要件確認
 「ビジネス実務与信管理検定試験1級」合格者としての資格要件を満たしていることを確認します。
 (各試験科目の合格(最大3科目)または免除資格を有する方)
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                  合格報告
 試験合格、または、免除資格の保有により資格要件を全て満たしている場合、「ビジネス実務与信管理検定試験1級合格報告書(PDF/79KB)」に必要事項を記入し、リスク管理情報研究所に郵送します。
 ※要件を満たしていることを証明できる資料(各試験科目の実施結果、各種認定証、合格証など)の写しを添付してください。
 ※合格報告書は資格要件を全て満たした方のみ、ご郵送ください。
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                  案内送付
 当社から「ビジネス実務与信管理検定試験1級合格証書」及び「与信管理士認定に関するお知らせ」を送付いたします。
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                  認定申請
 「与信管理士認定に関するお知らせ」に同封されている「認定申請書」に必要事項を記入し、リスク管理情報研究所へ郵送します。
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                  認定承認、認定書発行
 リスク管理情報研究所が「与信管理士」として認定し、「与信管理士認定書」を郵送いたします。
 ※以上の1~5の手続きが完了することにより、「与信管理士」と認定され、「与信管理士」と称することができます。
 科目合格等につきましては以下をご参照ください。
 
 【 ビジネス実務与信管理検定試験1級の各試験科目と合格者の認定称号 】
 ●「ビジネス実務与信管理検定試験1級(与信管理の基礎)」 ⇒ 「ビジネス実務与信管理検定試験1級(与信基礎)」
 ●「ビジネス実務与信管理検定試験1級(経理・財務分析)」 ⇒ 「ビジネス実務与信管理検定試験1級(経理財務)」
 ●「ビジネス実務与信管理検定試験1級(債権保全・回収に関する法務)」 ⇒ 「ビジネス実務与信管理検定試験1級(法務)」
 上記3科目合格(もしくは受験免除) ⇒ 「ビジネス実務与信管理検定試験1級」
 +認定申請、認定承認 ⇒ 「与信管理士」
 
 なお、従来の「与信管理士認定試験」で科目合格されている方におかれましては、以下のとおり「ビジネス実務与信管理検定試験1級」の科目合格と同等の扱いとし、現行の合格者の認定称号を称することができます。
 
 【 従来の与信管理士認定試験の科目合格と、現行のビジネス実務与信管理検定1級の科目合格への引き継ぎ 】
 ●「与信管理士(与信管理の基礎)」 ⇒ 「ビジネス実務与信管理検定試験1級(与信管理の基礎)」
 ●「与信管理士(経理・財務分析)」 ⇒ 「ビジネス実務与信管理検定試験1級(経理・財務分析)」
 ●「与信管理士(債権保全・回収に関する法務)」⇒ 「ビジネス実務与信管理検定試験1級(債権保全・回収に関わる法務)」
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                  資格の認定期限
 2019年3月31日までに「一般社団法人与信管理協会」により「与信管理士」と認定され、4月1日時点で有効な与信管理士の資格がある方は、4月30日までにリスク管理情報研究所から新たな「与信管理士認定書」を発行いたします。
 また、それに伴い当該資格の認定期限を2022年3月31日に変更いたします。
 2019年4月1日以降、リスク管理情報研究所から「与信管理士」と認定された方の初回の認定期間は、認定年度(当年4月1日から翌年3月31日まで)の次年度から3年間とし、認定期限は該当年度末の3月31日となります。
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