月次倒産分析レポート

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2020年5月倒産状況

2020年07月01日更新

■2020年5月度の倒産状況
倒産件数:314件(前年同月比 ▲54.82%)
負債総額:813億3,600万円(前年同月比 ▲24.31%)

倒産件数は前年同月比54.82%減(381件減)、1964年6月の295件に次ぐ、56年ぶりの記録的な低水準となりました。要因としては、政府の資金繰り支援やリスケ対応のほか、緊急事態宣言にと伴う倒産手続きの遅滞が挙げられます。また、企業・店舗の再開や廃業、倒産の判断先送りも記録的な減少を後押しした一因とみられます。

負債総額は前年同月比24.31%減の813億3,600万円となり、3カ月ぶりに前年同月を下回りました。依然として、負債額1億円未満の倒産が全体の7割以上を占めており、小・零細規模を中心にした推移に変化はありません。負債10億円以上の倒産は13件(前年同月15件)と微減でしたが、構成比は1月2.0%→2月2.1%→3月2.4%→4月3.4%→5月4.1%と、少しづつ中堅規模に倒産が広がりつつあります。(株式会社東京商工リサーチ調査による)

2020年4月倒産状況

2020年06月01日更新

■2020年4月度の倒産状況
倒産件数:743件(前年同月比 +15.19%)
負債総額:1,449億9,000万円(前年同月比 +35.61%)

倒産件数は前年同月比15.19%増(98件増)、2019年9月から8カ月連続で前年同月を上回っています。また、2019年12月から5カ月連続で10%超の増加率が続いています。4月としては2014年以来、6年ぶりに前年同月を上回りましたが、1991年以降の30年間では、2016年に次いで、5番目に低い水準にとどまりました。

負債総額は前年同月比35.61%増の1,449億9,000万円となり、2カ月連続で前年同月を上回っています。負債100億円以上の大型倒産が1件(前年同月2件)、同10億円以上50億円未満が21件(前年同月13件)、同50億円以上100億円未満4件(同ゼロ件)と中堅規模の倒産が増加し、負債総額を押し上げました。なお、負債額1億円未満の倒産が全体の7割以上を占めており、小・零細規模を中心にした推移に変化はありません。(株式会社東京商工リサーチ調査による)

2020年3月倒産状況

2020年05月01日更新

■2020年3月度の倒産状況
倒産件数:740件(前年同月比 +11.78%)
負債総額:1,059億4,900万円(前年同月比 +9.09%)

倒産件数は前年同月比11.78%増(78件増)、2019年9月から7カ月連続で前年同月を上回っています。また、2019年12月から4カ月連続で10%超の増加率が続いています。3月としては2018年以来、2年ぶりに前年同月を上回りましたが、1991年以降の30年間では、2019年に次いで、2番目に低い水準にとどまりました。

負債総額は前年同月比9.09%増の1,059億4,900万円となり、2019年12月以来、3カ月ぶりに前年同月を上回りました。同10億円以上50億円未満が16件(前年同月13件)、同50億円以上100億円未満2件(同1件)と増加し、負債総額を押し上げました。なお、負債額1億円未満の倒産が全体の7割以上を占めており、小・零細規模を中心にした推移に変化はありません。(株式会社東京商工リサーチ調査による)

2020年2月倒産状況

2020年03月31日更新

■2020年2月度の倒産状況
倒産件数:651件(前年同月比 +10.71%)
負債総額:712億8,300万円(前年同月比 -63.44%)

倒産件数は前年同月比10.71%増(63件増)、2019年12月から3カ月連続で10%超の増加率が続いています。2月としては2016年以来、4年ぶりに前年同月を上回りましたが、1991年以降の30年間では、2018年に次いで、3番目に低い水準にとどまりました。

負債総額は前年同月比63.44%減の712億8,300万円となり、2カ月連続で前年同月を下回りました。負債が大幅に減少したのは、前年同月の大型倒産の反動減によるものです。なお、負債額1億円未満の倒産が全体の7割以上を占めており、小・零細規模を中心にした推移に変化はおりません。(株式会社東京商工リサーチ調査による)

2020年1月倒産状況

2020年02月28日更新

■2020年1月度の倒産状況
倒産件数:773件(前年同月比 +16.06%)
負債総額:1,247億3,400万円(前年同月比 -25.91%)

倒産件数は前年同月比16.06%増(107件増)、リーマン・ショック直前の2008年6月-2009年4月までの11カ月連続以来、5カ月以上連続で件数が前年同月を上回ったのは約11年ぶりになりました。1月度としては3年連続で前年同月を上回りましたが、1991年以降の30年間では、2015年に次いで、7番目に低い水準にとどまりました。

負債総額は前年同月比25.91%減の1,247億3,400万円となり、3カ月ぶりに前年同月を下回りました。12月度としては、30年間で2018年に次ぐ、2番目の低水準となりました。なお、負債額1億円未満の倒産が全体の7割以上を占めており、小・零細規模を中心にした推移に変化はおりません。(株式会社東京商工リサーチ調査による)

2019年12月倒産状況

2020年01月31日更新

■2019年12月度の倒産状況
倒産件数:704件(前年同月比 +13.18%)
負債総額1,568億6,400万円(前年同月比 +91.78%)
倒産件数は前年同月比13.18%増(82件増)、4カ月連続で前年同月を上回りました。12月度としては3年ぶりに前年同月を上回りましたが、1990年以降の30年間では2017年に次いで、4番目に低い水準にとどまりました。

負債総額は前年同月比91.78%増の1,568億6,400万円となり、2カ月連続で前年同月を上回りました。12月度としては、この30年間で2018年に次ぐ、2番目の低水準となりました。なお、負債額1億円未満の倒産が全体の7割以上を占めており、小・零細規模を中心にした推移に変化はおりません。(株式会社東京商工リサーチ調査による)

2019年11月倒産状況

2019年12月27日更新

■2019年11月度の倒産状況
倒産件数:727件(前年同月比 +1.2%)
負債総額:1,224億5,200万円(前年同月比 +0.9%)
倒産件数は前年同月比1.25%増(9件増)、3カ月連続で前年同月を上回り、6月に次ぐ今年4番目の水準となりました。11月度では2年連続で前年同月を上回りましたが、1990年以降の30年間では2018年に次いで、6番目の低水準にとどまりました。

負債総額は前年同月比0.9%増の1,224億5,200万円となり、6カ月ぶりに前年同月を上回りました。11月度としては、この30年間で2018年に次ぐ、3番目の低水準となりました。なお、負債額1億円未満の倒産が全体の7割以上を占めており、小口倒産を中心に推移していますが、負債額1億円以上5億円未満が大幅に増加し、中堅企業にも倒産が広がり始めています。(株式会社東京商工リサーチ調査による)

2019年10月倒産状況

2019年11月29日更新

■2019年10月度の倒産状況
倒産件数:780件(前年同月比 +6.8%)
負債総額:885億7,800万円(前年同月比 -24.6%)
倒産件数は前年同月比6.8%増(50件増)、2カ月連続で前年同月を上回り、7月に次ぐ今年2番目の高水準となりました。10月度では2年ぶりに前年同月を上りましたが、1990年以降の30年間では2015年(742件)に次いで、6番目の低水準にとどまりました。

負債総額は前年同月比24.6%減の885億7,800万円となり、5カ月連続で前年同月を下回りました。10月度で負債が1,000億円割れとなったのは2年ぶりであり、この30年間で最少を記録しました。なお、負債額1億円未満の倒産が全体の7割以上を占めており、依然として小口倒産を中心に推移しています。(株式会社東京商工リサーチ調査による)

2019年9月倒産状況

2019年10月31日更新

■2019年9月度の倒産状況
倒産件数:702件(前年同月比 +13.0%)
負債総額:1,129億8,500万円(前年同月比 -38.66%)
倒産件数は前年同月比13.0%増(81件増)、2カ月ぶりに前年同月を上回り、7月以来、2カ月ぶりに700件を超えました。9月度としては2年ぶりに前年同月を上回りましたが、1990年以降の30年間では2017年に次いで6番目の低水準にとどまりました。

負債総額は前年同月比38.66%減の1,129億8,500万円となり、4カ月連続で前年同月を下回りました。9月度としてが30年間で3番目の低水準となりました。これは前年同月に会員向け食品通販の(株)ケフィア事業振興会と関連15社の連鎖倒産が発生した反動で大幅に減少しました。一方、負債額1億円未満の倒産が全体の7割以上を占めており、依然として小口倒産を中心に推移しています。(株式会社東京商工リサーチ調査による)

2019年8月倒産状況

2019年09月30日更新

■2019年8月度の倒産状況
倒産件数:678件(前年同月比 -2.3%)
負債総額:871億4,900万円(前年同月比 -28.1%)
倒産件数は前年同月比2.3%減(16件減)、5月以来、3カ月ぶりに前年同月を下回り、600件台となりました。8月度としては2年ぶりに前年同月を下回り、1990年以降の30年間では2017年(639件)に次いで、4番目の低水準にとどまりました。

負債総額は前年同月比28.1%減の871億4,900万円となり、3カ月連続で前年同月を下回りました。8月度で負債が1,000億円を下回ったのは、2017年以来、2年ぶりとなり、この30年間では最少を記録しました。なお、負債額1億円未満の倒産が全体の7割以上を占めており、依然として小口倒産を中心に推移しています。(株式会社東京商工リサーチ調査による)

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